DOCOMO Open House 2020に行ってきた参加ログ
はじめに
先日,DOCOMO Open House 2020に行ってきました. そこで触れた技術や,面白かった展示の記録を残しておこうと思います.
DOCOMO Open Houseとは?
NTT ドコモが毎年1月に開催しているイベントです. ドコモが開発しているデバイスや研究,協創企業との連携サービスなどといった最新の技術などを幅広く展示しています.
なんと参加費は無料です.
公式サイトは以下のリンクを参照してください.
DOCOMO Open House 2020
今年のDOCOMO Open Houseは東京ビッグサイト 青梅展示場で開催されました(逆三角形ではない方). とても広い会場でしたが,展示ブースがぎっしり詰まっていて狭く感じるほどの盛り上がりでした. また,会場は2棟に分かれていました. 館内の地図は取り忘れました.
今回展示されていたブースでは,大半が5G,もしくはxRに関するモノでした. 僕が見て回ったものもこの2つに関するブースが多かったです. ここでは特に面白かった展示について書いていきます.
超広視野角VRゴーグル
これはヘッドセットにアタッチして,視野角を拡張するアタッチメントです. 通常のスマホVRでの体験がガラッと変わります.
レンズ型のアタッチメントを取り付けることで,投影される映像を引き延ばします.
思った以上に臨場感が高まって感じたのでとても興味深い展示でした!
↓体験しました.
ボリュームディスプレイ
裸眼で見ることができる3Dディスプレイの展示がありました. 回り込んでも,角度に対応した映像を見ることができます.
↓構造はこんな感じ.
球体型ドローンディスプレイ
これ,一番未来感を感じた展示です. 球体型にしたプロペラディスプレイを,ドローンに着けて飛ばすデジタルサイネージです.
聞いた話によると,実際にライブで使われたことがあるとか.
技術的な情報は以下のリンクから見ることができます.
Magic Leapを使ったアレコレ
Magic Leapは,Magic Leap社が開発しているMR(Mixed Reality)グラスです. ドコモと協創しているみたいです. (参考: 報道発表資料 : Magic Leap,Inc.との資本・業務提携に合意 | お知らせ | NTTドコモ)
展示
このMRグラスを利用した展示が多く,盛り上がっていました.
その中の一つに,いろいろなアプリケーションを実際にプレイできる展示があったので,僕はMRシューティングゲームを体験してきました. ゲーム系以外にも,日常・業務効率向上系のアプリもいくつかありました.
他にも,3Dデータ化された自分がダンスする様子をいろいろな角度から見られる展示や,
ウルトラマンMR SHOWなんて展示もありました.
体験してみて感じたこと
今回僕は,Magic Leapを初めて体験しましたが,実際に触ってみると装着感が課題のように思いました. 痛いとか異物感があるわけではなく,すぐに落ちてきてしまうのが気になりました.
Magic Leap体験したけど、頭が小さいからすごい落ちてくるのが気になった
— Takahiro🦀( '-' 🦀 )カニチャン (@_7cancer) January 24, 2020
コンパクトにすればするほど,装着感を向上させるのは難しくなっていくと思います. なのでここをうまく解決していかないといけないのかなぁと感じました(お気持ち).
その他
そのほかにも,去年東大の研究がニュースになっていた「長距離ワイヤレス充電」や,テレイグジスタンス作業の操作者が感じることのできる把持感覚を提示するアーム,五感情報で実際にはいない人間の気配を提示するお部屋など,気になる展示はいくつもありました.
↓アームの体験
↓気配を提示するお部屋
おわりに
これで参加費無料は本当にすごい... 雰囲気的には,学会発表と祭りの中間くらいの印象でした.
また,協創企業の多さに驚きました.
自分は専門がxR系なので,ドコモがMR技術にどう向き合っているかを感じることができたことも大きな収穫でした.
他に何かあれば追記します.