DZ60にファームウェアを書き込めなかった
はじめに
ぜ...全然スムーズにいかない...!! 自作キーボードってもっと楽にできると思っていた...舐めていた...
前回に引き続き,今度は書き込みができないのでログとして書く.
今まで書いた記事を後でまとめます...
手順
これは前回のコピペだけど,自作キーボードに自作ファームウェアを書き込むまでのフローは以下.
- Git,msysを導入する
- qmk_farmwareを導入する
- ファームウェアをmakeする
- キーボードに書き込む
今回問題が発生したのは4の手順.
QMK Toolboxをきれいに開けない
状況
QMK Toolboxを開くとエラーポップアップが出る.
System.NullReferenceException: オブジェクト参照がオブジェクト インスタンスに設定されていません。
こんな感じのことが書かれていました.
さらにこのポップアップを閉じてもキーボードを正しく認識してくれない.
これは参考になるサイトを見つけて何とかなりました.
解決法
GitHubのコメントで書かれている以下の部分をやる.
Basically, use Zadig to install the correct driver. From there, it should stop crashing, in theory.
https://docs.qmk.fm/#/faq_build?id=unknown-device-for-dfu-bootloader
以下のサイトからzadigをダウンロードして起動する.
起動画面↓
真ん中の矢印が緑色だったら,QMKtoolboxを閉じて青枠で囲った部分をクリックする.
僕はクリックした後なので表示されている文字が違うと思います.
確かinstall Driver
になっているはず.
これでインストール終わったらtoolboxを開き直せばきれいに開きます.
開けた状態.
キーボードのこともちゃんと認識します.
キーボードにファームウェアを書き込めない
状況
make
コマンドで作成したhexファイルを開き,リセットキーを押すと以下のような出力で書き込まれません.
no device present
と表示されて終わってしまいました.
解決法
調べたらここに乗っている方法で解決しました.
今回使う部分を抜粋すると,
1.) put keyboard in bootloader mode
2.) find it in the Windows Device Manager (was under “Other” for me)
3.) Uninstall the device
4.) Download the .zip version of the QMK Driver Installer from here: https://github.com/qmk/qmk_driver_installer/releases
5.) Unzip to some temp folder
6.) Put your keyboard in bootloader mode (if it isn’t already)
7.) Run “install_connected_drivers.bat” from the folder where you unzipped the installer. This should detect your keyboard and install only the necessary driver
と書いてあるので実際にやってみる.
日本語に直すと以下.
- キーボードをbootloaderモードにする.
- デバイスマネージャーで見つける.
- デバイスをアンインストールする.
- このリンク先からQMKドライバーインストーラーのzip版をダウンロードする.github.com/qmk/qmk_driver_installer/releases
- 解凍する.
- キーボードをbootloaderモードにする(まだ起動していない場合)
- インストーラーを解凍したフォルダーにある"install_connected_drivers.bat"を実行する.これによってキーボードが検出され,必要なドライバーのみがインストールされる.
この手順を丁寧に追っていく.
bootloaderモードは裏のボタンをポチればなる.
デバイスマネージャーでアンインストールしたいのはこれなので探す.
このATm32U4DFU
ってやつ.
これを右クリック→アンインストールする.
そうしたら,解凍したインストーラーのinstall_connected_drivers.bat
を実行する.
これでいけるはずです.
いけたスクショ.
おわりに
とりあえずこれで基本的なセットアップは終わりました.
長かった...
でもやっとオリジナルのキーレイアウトで使える!